2019.09.20
令和1年地価調査が発表されました
令和1年地価調査が発表されました。三重県の概要については以下の通りです。
1.三重県の地価動向の概要
(1)住宅地の状況
住宅地の県平均変動率は、-1.5%で、平成5年から27年連続の下落となりましたが、下落率は昨年より縮小しました。
住宅地の県平均価格は、28,800円/㎡で、地価上昇した地点は津市に5地点、四日市市に6地点、桑名市に4地点、鈴鹿市に2地点、朝日町に2地点、川越町に1地点、計20地点ありました。
変動率ゼロの地点は、 津市に7地点、四日市市に4地点、桑名市に1地点、鈴鹿市に5地点、名張市に1地点、菰野町に2地点、計20地点ありました。
(2)商業地の状況
商業地の県平均変動率は、-0.9%で、平成4年から28年連続の下落となりましたが、下落率は昨年より縮小しました。
商業地の県平均価格は、63,400円/㎡で、地価上昇した地点は津市に3地点、四日市市に13地点、伊勢市に1地点、桑名市に4地点、計21地点ありました。
変動率ゼロの地点は、津市に6地点、鈴鹿市に3地点、計9地点ありました。
(3)三重県の地価動向の特徴
令和1年地価調査では、昨年に比べて住宅地・商業地とも、全ての市町で平均変動率が昨年と同率もしくは改善傾向となっています。住宅地では特に北勢地域から中勢地域にかけて地価上昇を示す地点がひろがっています。商業地では近鉄四日市駅や桑名駅前、津駅を中心とする駅前商業地域では高い繁華性を維持しており地価の上昇がみられました。また、駅周辺部にも地価の下げ止まり傾向が広がっています。
三重県全体の地価動向としては、北部は名古屋圏の回復基調等を背景に下落率が小さくなっている地域が多い一方、下落率が縮小しているとはいえ沿岸部や南部などの市町は依然として下落率が大きく、二極化が進んでいると言えます。
また、平均価格は、人口密度が高く、都市部を形成する北勢地域が高く、人口減少・高齢化が進行している郊外や農山漁村が多い南部ほど低くなる傾向にあります。
2.地域別の平均価格と変動率
(1)住宅地
地域別にみた住宅地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 36,800円/㎡(▲0.7%)
中南勢地域 28,600円/㎡(▲1.3%)
伊勢志摩地域 19,400円/㎡(▲2.6%)
伊賀地域 25,000円/㎡(▲2.0%)
東紀州地域 20,200円/㎡(▲2.9%)
(2)商業地
地域別にみた商業地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 80,100円/㎡( 0.2%)
中南勢地域 66,400円/㎡(▲0.7%)
伊勢志摩地域 39,900円/㎡(▲2.2%)
伊賀地域 46,600円/㎡(▲2.4%)
東紀州地域 36,500円/㎡(▲2.8%)
※ 三重県の地価動向については、弊社までお気軽にお問い合せ下さい。(山中)