2018.03.29
平成30年地価公示が発表されました
平成30年地価公示が発表されました。三重県の概要については以下の通りです。
1.三重県の地価動向の概要
(1)住宅地の状況
住宅地の県平均変動率は、-1.4%で、平成5年から26年連続の下落となりましたが、下落率は昨年より縮小しました。
住宅地の県平均価格は、38,600円/㎡で、地価上昇した地点は津市に4地点、四日市市に17地点、桑名市に14地点、朝日町に1地点、計36地点(昨年26地点)ありました。
変動率ゼロの地点は、 津市に6地点、四日市市に12地点、桑名市に5地点、鈴鹿市に5地点、菰野町に1地点、川越町に1地点、計30地点(昨年17地点)ありました。
(2)商業地の状況
商業地の県平均変動率は、-1.3%で、平成5年から26年連続の下落となり、下落率は昨年より縮小しました。
商業地の県平均価格は、69,200円/㎡で、地価上昇した地点は津市に2地点、四日市市に15地点、伊勢市に2地点、桑名市に3地点、計22地点(昨年16地点)ありました。
変動率ゼロの地点は、津市に5地点、四日市市に7地点、桑名市に1地点、計13地点(昨年7地点)ありました。
(3)三重県の地価動向の特徴
平成30年地価公示では、昨年に比べて住宅地・商業地とも、地価上昇地点・変動率ゼロの地点が増加しました。住宅地では桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市など北勢地域から中勢地域にかけて地価の下げ止まり傾向がみられます。商業地では近鉄四日市駅や桑名駅前、津駅を中心とする駅前商業地域では高い繁華性を維持しており地価の上昇がみられました。また、駅周辺部にも地価の下げ止まり傾向が広がっています。
三重県全体の地価動向としては、北部は名古屋圏の回復基調等を背景に下落率が小さくなっている地域が多い一方、南部や伊賀地方の市町は下落率が大きくなっており、二極化が進んでいると言えます。また、津波被害の懸念から、特に県南部の沿岸部を中心に依然として土地需要が落ち込み、地価の下落幅が大きくなっています。
また、平均価格は、人口密度が高く、都市部を形成する北勢地域が高く、人口減少・高齢化が進行している郊外や農山漁村が多い南部ほど低くなる傾向にあります。
2.地域別の平均価格と変動率
(1)住宅地
地域別にみた住宅地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 43,800円/㎡(▲0.6%)
中南勢地域 36,900円/㎡(▲1.9%)
伊勢志摩地域 25,100円/㎡(▲3.5%)
伊賀地域 27,000円/㎡(▲2.6%)
東紀州地域 25,300円/㎡(▲4.2%)
(2)商業地
地域別にみた商業地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 73,200円/㎡(▲0.2%)
中南勢地域 75,000円/㎡(▲1.4%)
伊勢志摩地域 63,700円/㎡(▲3.2%)
伊賀地域 48,800円/㎡(▲2.9%)
東紀州地域 52,000円/㎡(▲4.2%)
※ 三重県の地価動向については、弊社までお気軽にお問い合せ下さい。(山中)