2016.03.23
平成28年地価公示が発表されました
平成28年地価公示が発表されました。三重県の概要については以下の通りです。
1.三重県の地価動向の概要
(1)住宅地の状況
住宅地の県平均変動率は、-1.7%で、平成5年から24年連続の下落となりましたが、昨年に引き続き下落率は縮小しました。
住宅地の県平均価格は、39,400円/㎡で、地価上昇した地点は津市に3地点、四日市市に14地点、桑名市に6地点、計23地点(昨年21地点)ありました。
変動率ゼロの地点は、 津市に2地点、四日市市に4地点、桑名市に5地点、計11地点(昨年12地点)ありました。
(2)商業地の状況
商業地の県平均変動率は、-1.5%で、平成5年から24年連続の下落となり、下落率は昨年と同率となりました。
商業地の県平均価格は、70,400円/㎡で、地価上昇した地点は四日市市に13地点、伊勢市に2地点、桑名市に1地点、計16地点(昨年14地点)ありました。
変動率ゼロの地点は、津市に2地点、四日市市に2地点、桑名市に3地点、計7地点(昨年8地点)ありました。
(3)三重県の地価動向の特徴
平成28年地価公示においては、昨年に比べて住宅地、商業地ともに上昇地点が増加した一方、変動率がゼロの地点は住宅地、商業地ともに減少しました。県平均変動率はこれまで概ね縮小傾向でしたが、住宅地、工業地で下落率がわずかに拡大しました。
三重県全体の地価動向としては、北部は名古屋圏の回復基調等を背景に下落率が1%未満と小さくなっている地域が多い一方、南部は下落率が大きくなっており、二極化が進んでいると言えます。また、津波被害の懸念から、特に県南部の沿岸部を中心に依然として土地需要が落ち込み、地価の下落幅が大きくなっています。
また、平均価格は、人口密度が高く、都市部を形成する北勢地域が高く、人口減少・高齢化が進行している郊外や農山漁村が多い南部ほど低くなる傾向にあります。
2.地域別の平均価格と変動率
(1)住宅地
地域別にみた住宅地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 43,900円/㎡(▲0.8%)
中南勢地域 38,300円/㎡(▲2.0%)
伊勢志摩地域 28,100円/㎡(▲4.1%)
伊賀地域 28,500円/㎡(▲2.7%)
東紀州地域 27,600円/㎡(▲4.4%)
(2)商業地
地域別にみた商業地の平均価格及び変動率は以下のとおりです。
北勢地域 73,200円/㎡(▲0.4%)
中南勢地域 76,800円/㎡(▲1.7%)
伊勢志摩地域 65,600円/㎡(▲3.2%)
伊賀地域 51,800円/㎡(▲3.1%)
東紀州地域 56,800円/㎡(▲3.8%)
※ 三重県の地価動向については、弊社までお気軽にお問い合せ下さい。(山中)