2014.10.27
◆◇ 伊賀市「上野天神祭」と歴史的まちなみ整備 ◇◆
伊賀市の中心市街地で10月23日から25日まで上野天神祭(国指定重要無形民俗文化財)が開催され、鬼行列やお囃子を奏でるだんじりなどがまちなかを巡行しました。
昨年は悪天候で、ほとんどの行事が中止となりましたが、今年は3日間を通じて晴天に恵まれ、祭礼本部の発表によると、3日間で計11万9000人が来場しました。
上野天神祭の舞台となる中心市街地は、城下町の町割を残し、古い町家も点在しています。
伊賀市は、年々少なくなる伝統的町並みと祭りを一体的に保存及び活用していくため、「天神祭の似合う町並み」としての景観の保存への地域住民の関心を高めていこうとしています。
ちなみに、伊賀市は、三重県内1番目(H18.12.1)の「景観法」に基づく景観行政団体で、景観に対する意識は高く、更に現在、「歴史まちづくり法」の歴史的風致維持向上計画の策定準備を進めており、平成27年度中の認定申請を目指しています。
認定されれば、亀山市・明和町に続いて三重県内3番目となり、中心市街地の歴史的まちなみ整備が進むことが期待されます。(三重県歴史的文化的資産保全活用推進委員:鈴木茂基)
- 三重県内の景観行政団体
http://www.pref.mie.lg.jp/KEIMACHI/HP/keik/hou.htm
- 歴史まちづくり法パンフレット